回帰としての京都
ジャポニスム誕生のきっかけとなった京都。その土地ならではの素材「西陣織カーボン・京銘竹」を使用した京都モデル。
フロントには軽量かつ高剛性な素材であるカーボンと、京都の伝統工芸の一つ西陣織を融合させ生み出された「西陣織カーボン」を使用。西陣織カーボンの柄は、和服の織組織である昼夜織を由来とする「昼夜斜紋(ちゅうやしゃもん)」という柄を採用しました。昼夜織はある間隔をおいて表組織と裏組織を反転させ組み合わせたもので、この表と裏が昼と夜に見立てられています。細いリムの中にも、その繊細で特徴的な柄がしっかり見えるデザインです。550年の歴史を誇る京都の西陣織と鯖江の高いメガネ作りの技術、そしてジャポニスムの革新性が生み出した新たなプレミアムモデルです。
寒暖の差が大きく雨が多いため、身の引き締まった竹を育てるのに適した環境である京都で育てられた京銘竹をフロントに使用。今回は今までよりも表皮を深く削ぐことで光沢を抑え、上質で落ち着いた雰囲気に仕上げています。そしてジャポニスムでは初めてとなるチタンリムとのコンビネーションタイプにし、そのデザイン性や強度を高めています。この加工や切削には今まで以上の手間と高度な加工技術が、設計には緻密な計算が必要とされました。試行錯誤を繰り返し、ようやく量産化にたどり着いた進化した竹フレーム。これまでのコレクションとは違った竹の新しい表情をお楽しみいただけます。
今回は今までよりも表皮を深く削ぐことで、これまでのバンブーフレームとは違う上質で落ち着いた雰囲気に仕上げています。