通常であればほとんど同じ厚みで処理されることの多い、フロントのチタン板材にも徹底的にこだわりました。JN-1001SPのフロントには、通常はあまり使用しない規格外の厚さ(4.0mm厚)の板状のチタンを使用しています。センター付近に厚みを持たせ、サイドは薄く仕上げることで上質感を高めました。
シャープさが強調されたセンター付近のエッジから、サイドへと流れるラインは、徐々に丸みを帯び外側へと広がります。このことによってより立体的なフォルムが完成しました。通常のテンプルであれば1枚のアセテート生地で作られますが、立体感あるデザインを実現するため2枚の異なるアセテート生地を外側と内側で貼り合わせています。
そうすることで極端な強弱をつけたデザインが可能になりました。また、薄くとも3.0mm以上あるその中央部分の厚みを2.6mmと限界まで薄くしています。
同時にテンプル芯が見えてしまうリスクも高りましたが、最終的に熟練職人によるケサギという手作業で実現させています。
これによって生まれた、一枚一枚で異なる独特の曲線のゆらぎと微妙な味わいは、フレーム独特の雰囲気を形成するポイントとなります。2枚の生地の間に挟み込まれた板状のβチタンのテンプル芯は、しなやかな掛け心地を作り出し、同時に高級感のある新しいデザインとなりました。
ジャポニスムについて
創立時からアパレルメーカーや眼鏡商社のODMを数多く手掛けてきた株式会社ボストンクラブを代表するブランド、※ジャポニスム。
世界的な眼鏡産地である福井県鯖江市の生産技術を活かしシンプルでありながら存在感のあるフレームを提供している。デザインだけでなく、機能性と実用性を兼ね備えた100%日本産のアイウェアブランド。
※ 1 9 世紀末、日本美術が西洋美術、欧米ファッションなどに影響を与えたムーブメントがネーミングの由来。1996年立ち上げ。
ジャポニスムハイステージについて
ジャポニスムハイステージとは、製造的な制限やコスト的な条件にとらわれることなくデザイナーが追求した究極の形を表現する同ブランド最高位置にあるライン。
どんなに新しいものを作ってもすぐさま出回るコピー商品や、大量生産され広く販売されるローコストフレームの脅威に打ち勝つべく、見た目だけではない、真似のできない本物の価値ある商品を作り上げたいという思いからスタートしました。
ジャポニスムハイステージリミテッドエディション
ボックスセットについて
JN-1001・JN-1002・JN-1003の3品番をバージョンアップし、JN-1001SP・JN-1002SP・JN-1003SPとして復活。どのモデルもデザインの特長から大量生産が困難なため、今回の生産が最後のロットとなります。
今回リミテッドエディションとして発表するJN-1001SP・JN-1002SP・JN-1003Sは、フロント・テンプルともにカラーをすべて新しくし、今までにない表情を見せています。左テンプルエンド内側には書家・中澤希水氏による「20」マークがプリントされ、リミテッドエディションだけの特別仕様です。
また、ノーズパッドを従来の樹脂タイプからオリジナルチタンタイプへ変更し、上品な質感をプラスしました。ボックスセットとして、フレーム・オリジナルケース・オリジナルドライバー・記念セリート・そしてスペア用オリジナル樹脂ノーズパッドが一つのボックスに同梱されています。
各モデル300セットの数量限定。カラーは各モデル2色展開。
希望小売価格 64,000円(税別)