JN-1001を発売した1年後の2009年春、好評を得てきたハイステージシリーズの第2弾モデルとして発表しました。外見的な条件もさることながら、メガネを掛ける人の内面を押し上げる、目には見えないオーラが立ち登るようなフレームを作りたいというデザイナーの思いを形にしたのがこのモデルです。
今までにない新しい立体感を追求し、フロントを上下で別パーツとして作りました。複雑なフロント構造がこれだけシンプルに見える理由は、パーツ同士の接点が少ない空間構成によります。「レンズはリムで覆うもの」という固定概念を捨てることで生み出された上下別々のパーツにより、一体型のフロントデザインでは出来ないより緻密な三次元形状を実現し、特別な立体感を構築することに成功しました。
フレームを掛けたときにレンズに干渉することなくボトムバーが単体でしなることで、レンズに掛かる負荷を軽減します。これはロー付をしていないからこそ実現できた構造で、フレームのねじれ・変形も防止します。
テンプルの底面部分が外側に広がり「ハの字」のように見えてしまいがちなテンプルの構造的特徴を、逆ハの字に見えるよう設計しています。眼鏡を掛けた時の正面からのテンプルの見え方までもデザインし、全体のシャープなフォルムを引き締めるディテールは、高度な技術が成立させています。
こうして完成したJN-1002は、JN-1001の柔らかい雰囲気とは対照的に、全面的にエッジの効いた、オーラを放つ前衛的なスタイルとなりました。
製造を依頼する眼鏡メーカー選びもいつも以上に拘り、鯖江市の中でも選りすぐりのメーカーに依頼しています。100年以上もの伝統と歴史を持つ、鯖江の眼鏡作りの最高技術を駆使した、究極の形がここにあります。
ジャポニスムについて
創立時からアパレルメーカーや眼鏡商社のODMを数多く手掛けてきた株式会社ボストンクラブを代表するブランド、※ジャポニスム。
世界的な眼鏡産地である福井県鯖江市の生産技術を活かしシンプルでありながら存在感のあるフレームを提供している。デザインだけでなく、機能性と実用性を兼ね備えた100%日本産のアイウェアブランド。
※ 1 9 世紀末、日本美術が西洋美術、欧米ファッションなどに影響を与えたムーブメントがネーミングの由来。1996年立ち上げ。
ジャポニスムハイステージについて
ジャポニスムハイステージとは、製造的な制限やコスト的な条件にとらわれることなくデザイナーが追求した究極の形を表現する同ブランド最高位置にあるライン。
どんなに新しいものを作ってもすぐさま出回るコピー商品や、大量生産され広く販売されるローコストフレームの脅威に打ち勝つべく、見た目だけではない、真似のできない本物の価値ある商品を作り上げたいという思いからスタートしました。
ジャポニスムハイステージリミテッドエディション
ボックスセットについて
JN-1001・JN-1002・JN-1003の3品番をバージョンアップし、JN-1001SP・JN-1002SP・JN-1003SPとして復活。どのモデルもデザインの特長から大量生産が困難なため、今回の生産が最後のロットとなります。
今回リミテッドエディションとして発表するJN-1001SP・JN-1002SP・JN-1003Sは、フロント・テンプルともにカラーをすべて新しくし、今までにない表情を見せています。左テンプルエンド内側には書家・中澤希水氏による「20」マークがプリントされ、リミテッドエディションだけの特別仕様です。
また、ノーズパッドを従来の樹脂タイプからオリジナルチタンタイプへ変更し、上品な質感をプラスしました。ボックスセットとして、フレーム・オリジナルケース・オリジナルドライバー・記念セリート・そしてスペア用オリジナル樹脂ノーズパッドが一つのボックスに同梱されています。
各モデル300セットの数量限定。カラーは各モデル2色展開。
希望小売価格 64,000円(税別)